湿潤療法 美容

白色ワセリン プロペト の驚きの効果と使い方

2022-06-19

 白色ワセリンとは軟膏。石油を精製した油。精製の純度で淡い黄色から白色へと商品によって違いがある。

薬というよりは肌の表面に油膜を張り皮膚の水分蒸発を防ぐ、または油膜により外部の刺激から皮膚を守る保護剤。他の薬と混ぜるための軟膏製剤として使われることも多い。

種類

  • 白色ワセリン・・・数社から販売されている。ネット通販や薬局で購入可能。
  • プロペト・・・処方箋でしか入手できない。白色ワセリンをさらに精製したもの。眼科用としても使用可。
  • サンホワイト・・・日興リカ株式会社さんで発売されている。                                 「しっとり濃厚P-1」と「べたつきを抑え高品質シルキーY-1」と2種類がネット通販にて購入可能。プロペト以上の精製度。
  • ヴァセリン(Vaseline)・・・ワセリンベースのブランド製品。化粧品の分類で薬局に陳列されてる。

  (ヴァセリン・・以前プレゼントされて使ってみたけど、鉱物のような匂いがあり見た目もやや黄色い。 膝下専用として使うことにした。)

ワセリンの効果 

 そもそも生活スタイルがナチュラル思考なので、薬品類をなるべく使わない生活をしている。顔や体は石鹸で洗う。歯磨き粉も使わない。洗顔もお湯がほとんどだし、化粧水や乳液は使わない。ホホバオイルのみ。寒くなり始めた12月。なんとなく頬が乾燥してるなぁと感じはじめたら吹き出物がちらほら出はじめた。だんだん治らなくなり毎日悩まされるようになった。

 頬がブツブツ。どうしたらいいのかわからないけど、市販薬は使いたくない。水疱瘡も青春時代もほとんど顔にできものができなかった私。人生で一番吹き出物がでた。皮膚科に行くことにした。近隣の昔からありそうな皮膚科を探して向かった。皮膚科って混んでるイメージが強かったのにここは空いていた。待合室には小さいお子さん連れの親子が二組しかいない。順番が来た。先生は予想外の若い小太りの男性。開口一番「これは何の菌なのか検査します」と綿棒で細胞をとって終わり。

「結果を一週間後に聞きに来てください」

少し下に ↓↓↓ ブツブツした頬の写真。汚いので閲覧注意。

 1週間後の検査結果は、何もなし

処方薬はなんと!!「硫黄!」 先生が言った瞬間耳を疑った。硫黄って、温泉のって、わざわざ処方するレベルの薬なの?

帰宅して、疑心暗鬼にも真面目に薬として塗るものの、そもそもサラサラの液体に粉末の硫黄が混ぜられてるだけの薬。沈殿してるから振ってから使うんだけど、サラサラすぎてとても皮膚にのらない。化粧水でもないから肌に浸透もしない。

思ったとおり数日使い続けても何も変わりなし。。。 

頬の吹き出物

これが当時(2016.12.9)の頬の写真。ほくろがたくさんあるので紛らわしいけど、赤くブツブツがでた頬。耳の近くにある肌色のブツブツはイボ。

 結局自分で色々とネット検索した結果、ようやく辿り着いたのが、白色ワセリンだった。とにかく試してみると快方に向かった。治ったというより、乾燥しなくなったので吹き出物はでなくなった

今回の吹き出物の原因はただの乾燥。乾燥した頬に脂を補おうという体の反応だったようで、年齢を重ねてきたせいか今までのホホバオイルだけではもう保湿しきれなくなっていたようだ。ワセリンは薬効成分がないので、まさに今回の吹き出物は単なる体からの信号だったのかと。

そう思うと皮膚科にはさんざんな目にあわされた感。こんな初歩的なことも皮膚科にはわからないのかわからないふりなのか。。

ただ、アクネ菌によるニキビの場合にはこの方法が適しているかは不明。ワセリンは皮膚を保護する役割もあるので、かえってアクネ菌をこもらせてしまうこともあるかもしれない。

使い方

  • 洗顔後、水気をふきとる。化粧水はつけない
  • 小豆粒大くらいを手の平に広げる
  • 顔に押さえつけるようにのせ、気になるところは指で軽くのばす
  • べたついて気になる場合は軽くティッシュオフする(手のベタベタが気になる場合、髪の毛や体の乾燥してるあたりにつける)

他の使い道

  • ひび割れた踵・・・乾燥したお餅みたいになっている踵にも効果大。毎晩(薄くで良いので)寝る前に塗るだけ。赤ちゃんのようなすべすべな踵になる。              世の中の殆どの人は軽石や足つぼマッサージ屋さんなどで削ることが多いんだろうけど、削るより乾燥させない!
  • ひどい手荒れ、指先の割れ・・・水仕事されてるようなガサガサの手。指先の両端が割れなくなる。ハンドクリームって手を洗うとぬるぬるしてなかなかさっぱりしないし、気持ち悪くて好きじゃなかった。どんなハンドクリームでも指先の割れは解決してくれなかったのに、ワセリンを使いはじめたら解決した。
  • アレルギー・・・花粉症のくしゃみには鼻の中にうっすらワセリン。目のかゆくなったら米粒くらいの量を目頭あたりに入れ瞬きしてのばす。(プロペトは眼科用でも使える)
  • 軽い火傷・・・いつまでも地味に痛い火傷。冷やすよりワセリン。ある程度の冷却は幹部の熱の伝道を止めるために必要だけど、患部が冷めたらワセリン。じんじん痛いのは空気に触れるから。
  • じんましん・・・じんましんのかゆみ止めにもワセリン。これも空気を遮断することでかゆみもおさまる。
  • 蚊に刺され・・・これもかゆみ止めに。
  • 髪の毛・・・広がりを抑えてくれる。
  • 乾燥・・・全身使えるので、ボディケア、リップクリームなどとして。
  • キャリアオイルかわりに・・・エッセンシャルオイル(純度100%のもの)数滴を混ぜてマッサージに。

ワセリンは口に入っても問題ないし、洗ってもぬるぬるしない。使い慣れるとべたつき感も気にならなくなるし、使用量もわかってくる。私には高いクリームや保湿剤などいらない。

デメリットとしては太陽光(紫外線)の影響を受けると黄色く酸化してしまう。精度が低いほど影響を受けやすいようなのでご自身の用途によって商品の使い分けを。

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